島根県石浜田市にある工房 かわひら「神の国から」
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手すき紙職人の一年 冬

11月 

11月に入ると卒業証書を漉きます。浜田市内の小学校中学校の卒業証書は石州和紙です。4事業所で分担して、一生の記念になる証書を心をこめてすいています。

地元三隅小学校の6年生は、自分の卒業証書は自分で作ります。校章入りの卒業証書をひとりづつ手助けをされながら一生懸命漉いています。自分の卒業式のことも思い出しました。


さて、その次の写真はなんでしょう?

紙の糸をつくっているところです。はじめは片手だけで紡いでいたのですが、両手を使うようになってスピードがアップしました。といっても、1枚の紙にスリット入れて、一本の糸に指先を使って紡いでいるのですから、できる数はわずかなものですが。

 

工房前の楮が、いよいよ2Mを超えて成長してきました。来月はいよいよ刈り取りです。

 

12月 楮の刈り取り

楮の刈り取りが始まり、1年で一番紙漉き職人らしい季節です。また、紙漉きについてじっくり説明しなければいけませんね。

1月 正月

やっとお正月。

写真は三椏の木です。わずかですが三椏の木からも紙を作っています。

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